メタボリックシンドロームのおはなし
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【 略 歴 】■■■■年 京都府立医科大学卒業、同第二内科教室入局■■■■年〜■■■■年 ■■■■年 関西医科大学病態検査学教室 教授■■■■年 関西医科大学附属滝井病院 病院長■■■ 年 関西医科大学 名誉教授【 所属学会 】日本臨床検査医学会副理事長日本循環器学会・日本高血圧学会・日本心血管内分泌代謝学会・日本内分泌学会・日本脈管学会などの評議員や理事を歴任 等【 著 書 】早朝高血圧のことがよくわかる本(中経出版)メタボリックシンドロームのことがよくわかる本(中経出版) 等お わ り に関西医科大学医学部 名誉教授 ■■米国カンサス大学医療センター 特別研究員著者プロフィール メタボリックシンドロームへの道は、私たちの前に敷かれたレールのようなもので、中年になっても若い時と同じ普通の生活をしているといつの間にか辿り着いてしまいます。何もしないでも使うエネルギー量(基礎代謝)は歳をとるとともに低くなりますので、これに合わせて食べる量を減らし、敢えて運動量を増さないとメタボリックシンドロームとして、心臓病や脳卒中になりやすく、危険な状態になります。この病気は、徐々に進みますので、体がその変化に慣れてしまい自覚症状がないことが特徴で、心臓病や脳卒中になって初めて症状がでるのです。症状がないので放置して手遅れになる恐ろしい病気です。高橋伯夫

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