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意識障害

別名 disturbance of consciousness

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臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 意識障害患者を診る場合,まず呼吸・循環のバイタルサインを確認し,必要に応じた救命救急処置を速やかに行う.並行して JCS と GCS により意識障害の程度を判定する.
  2. 次に,全身の内科的診察を素早く行い,さらに,痙攣,臭気,外傷,注射痕の有無,を調べる.
  3. 処置と並行して意識障害の原因検索のために神経学的診察を進める.呼吸の性状,髄膜刺激徴候の有無,脳幹徴候(姿位,瞳孔の性状,対光反射,角膜反射,頭位変換眼球反射など),麻痺の有無を迅速に調べる.次に,鑑別診断に必要な血液,髄液,生理検査,画像検査を実施する.
  4. 意識障害は JCS や GCS で評価される清明度の障害とせん妄などの変容に分けられる.
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検査

  1. ①尿検査:検尿(一般,ケトン体
  2. ②血液検査:血算,肝機能,腎機能,CK,電解質,炎症所見,アンモニア,血糖,PT,APTT,血液ガス分析.
  3. ③心電図
  4. ④画像検査:頭部CT,胸部・腹部Xp
  5. ⑤特殊検査
    1. ①髄液検査:髄膜炎,脳炎が疑われる場合や頭部CT で確定診断ができないクモ膜下出血の疑い例では必須である.頭部CT や眼底所見で脳ヘルニアを否定してから行う.
    2. ②血液の特殊検査:薬物血中濃度,甲状腺機能,コルチゾール,血液培養などの要否を検討する.また,原因に疑問がある場合は必ず血清および尿を凍結保存する.
    3. ③MRI,MRA.
    4. ④脳波.

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