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免疫グロブリンL鎖またはκ/λ比

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FLC,κ/λ

免疫グロブリン遊離L鎖,Bence Jones蛋白(目的として同義)

保険診療上で使用されている名称。 保険診療上で使用されている名称。

免疫グロブリンL鎖κ/λ比

各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。 各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。

  • 電気泳動でのアプローチによりM蛋白の存在がわかっているが,多発性骨髄腫などの悪性のものか否か判定したい場合に威力を発揮する.悪性疾患では,それがbiclonalな状態でない限り,κ/λ鎖が偏倚してどちらかのL鎖が増加するはずである.遊離L鎖は尿へ漏出しやすいので尿での検出が有利と考えられてきたが,この高感度な方法により血中での検出も可能になっている.もちろん,モノクローナリティを直接みているわけではないので,適宜,電気泳動で主たるM蛋白を確認する.自己免疫疾患などポリクローナルな免疫グロブリン増加症でも異常値を呈するが,κ/λ比が大きく偏倚しないこと,他検査の状況から判断する.
  • 原発性アミロイドーシスにおいては生検組織の免疫染色がうまくいかないことがあり,本検査の補助診断的重要性は高い.
  • 尿でも測定可能である.

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基準値・異常値

不特定多数の正常と思われる個体から統計的に得られた平均値。

〈血清〉 κ鎖:3.3〜19.4mg/l
λ鎖:5.7〜20.3mg/l
κ/λ比:0.26〜1.65
〈尿〉 κ鎖:20mg/l以下
λ鎖:17mg/l以下
κ/λ比:0.16〜4

κ/λ比の異常を示す場合

原発性ALアミロイドーシス、  悪性リンパ腫、  多発性骨髄腫、 L鎖病、 原発性マクログロブリン血症

多発性骨髄腫,原発性マクログロブリン血症,原発性ALアミロイドーシス,悪性リンパ腫,L鎖病などの免疫グロブリン異常を示す腫瘍

次に必要な検査

蛋白分画,免疫電気泳動(または固定法),骨髄像,生検(アミロイドーシスを疑う場合).

κ/λ比の異常を示さない場合

慢性肝障害、  自己免疫疾患、 感染症

【高値】自己免疫疾患,慢性肝障害,感染症など免疫グロブリン濃度が増加する病態

変動要因

M蛋白は抗体への反応性が一様ではないため,定量絶対値が正しいとは限らない.特に尿においては考え難い値となることもあるため,電気泳動のピークなどを適宜参照する.

( 山田俊幸 )

臨床検査項目辞典

「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部の項目を抜粋のうえ当社が転載しているものです。全項目が掲載されている書籍版については、医歯薬出版株式会社にお問合わせください。転載情報の著作権は医歯薬出版株式会社に帰属します。

「最新 臨床検査項目辞典」監修:櫻林郁之介・熊坂一成
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, inc., 2008.

医療機関が行った保健医療サービスに対する公定価格のこと。現在1点は10円。 診療報酬点数

平成26年度診療報酬改定(平成26年3月5日)に基づきます。

検査料
330点
包括の有無

 ア 「23」の免疫グロブリンL鎖κ/λ比はネフェロメトリー法により、高免疫グロブリン血症の鑑別のために測定した場合に算定できる。
 イ 「23」の免疫グロブリンL鎖κ/λ比と「21」の免疫電気泳動法を同時に実施した場合は、主たるもののみ算定する。

判断料
免疫学的検査判断料144点
算定条件

  1. 検体検査判断料は該当する検体検査の種類又は回数にかかわらずそれぞれ月1回に限り算定できるものとする。ただし、区分番号D027に掲げる基本的検体検査判断料を算定する患者については、尿・糞便等検査判断料、血液学的検査判断料、生化学的検査()判断料、免疫学的検査判断料及び微生物学的検査判断料は別に算定しない。
  2. 注1の規定にかかわらず、区分番号D000に掲げる尿中一般物質定性半定量検査の所定点数を算定した場合にあっては、当該検査については尿・糞便等検査判断料は算定しない。
  3. 検体検査管理に関する別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において検体検査を行った場合には、当該基準に係る区分に従い、患者(検体検査管理加算()、検体検査管理加算()及び検体検査管理加算()については入院中の患者に限る。)1人につき月1回に限り、次に掲げる点数を所定点数に加算する。ただし、いずれかの検体検査管理加算を算定した場合には、同一月において他の検体検査管理加算は、算定しない。
    イ 検体検査管理加算() 40点
    ロ 検体検査管理加算() 100点
    ハ 検体検査管理加算() 300点
    ニ 検体検査管理加算() 500点
  4. 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、区分番号D006−4に掲げる遺伝学的検査を実施し、その結果について患者又はその家族に対し遺伝カウンセリングを行った場合には、患者1人につき月1回に限り、所定点数に500点を加算する。
  5. 区分番号D005の14に掲げる骨髄像を行った場合に、血液疾患に関する専門の知識を有する医師が、その結果を文書により報告した場合は、骨髄像診断加算として、所定点数に240点を加算する。


  1. 検体検査については、実施した検査に係る検体検査実施料及び当該検査が属する区分(尿・糞便等検査判断料から微生物学的検査判断料までの6区分)に係る検体検査判断料を合算した点数を算定する。
  2. 各区分の検体検査判断料については、その区分に属する検体検査の種類及び回数にかかわらず、月1回に限り、初回検査の実施日に算定する。
  3. 実施した検査が属する区分が2以上にわたる場合は、該当する区分の判断料を合算した点数を算定できる。
  4. 同一月内において、同一患者に対して、入院及び外来の両方又は入院中に複数の診療科において検体検査を実施した場合においても、同一区分の判断料は、入院・外来又は診療科の別にかかわらず、月1回に限る。
  5. 上記の規定にかかわらず、区分番号「D000」尿中一般物質定性半定量検査を実施した場合は、当該検査に係る検体検査判断料は算定しない。
    区分番号「B001」特定疾患治療管理料の「15」の慢性維持透析患者外来医学管理料又は区分番号「D025」基本的検体検査実施料を算定した月と同一月に検体検査を行った場合は、それぞれの区分に包括されている検体検査に係る判断料は別に算定できない。
  6. 注3に規定する検体検査管理加算()は入院中の患者及び入院中の患者以外の患者に対し、検体検査管理加算() 検体検査管理加算()、及び検体検査管理加算()は入院中の患者に対して、検体検査を実施し検体検査判断料のいずれかを算定した場合に、患者1人につき月1回に限り加算するものであり、検体検査判断料を算定しない場合に本加算は算定できない。
    また、区分番号「D027」基本的検体検査判断料の注2に掲げる加算を算定した場合には、本加算は算定できない。
  7. 入院中の患者について注3に規定する検体検査管理加算()、検体検査管理加算()又は検体検査管理加算()を算定している保険医療機関であっても、入院中の患者以外の患者について検体検査管理加算()を算定することができる。
  8. 注4に規定する遺伝カウンセリング加算は、臨床遺伝学に関する十分な知識を有する医師が、区分番号「D006−4」遺伝学的検査を実施し、患者又はその家族に対し当該検査の結果に基づいて療養上の指導を行った場合に算定する。
    なお、遺伝カウンセリングの実施に当たっては、厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガイドライン」(平成16年12月)及び関係学会による「医療における遺伝学的検査に関するガイドライン」(平成23年2月)を遵守すること。
  9. 注5に規定する骨髄像診断加算は、血液疾患に関する専門の知識及び少なくとも5年以上の経験を有する医師が、当該保険医療機関内で採取された骨髄液に係る検査結果の報告書を作成した場合に、月1回に限り算定する。

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