『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- HTGLは肝で合成される酵素であるため,肝硬変などの実質障害のときに低下し,肝疾患におけるリポ蛋白異常(肝硬変におけるHDL2の増加など)の原因とされている.
- HTGLが特に過栄養性脂肪肝において上昇していることは,他の肝疾患との鑑別に役立つ.
- β-VLDLやHDL2の増加,あるいはIDLやレムナントの蓄積が疑われるときは,低値である可能性が高い.
- HTGL遺伝子は15染色体短腕に位置し,9つのエクソンよりなるが,プロモーター領域の多型がHTGL活性に影響を与えているという報告がある.
- HTGL遺伝子がHDL代謝に関与していることから,コレステロール逆転送に関連している他の酵素,すなわちLCATやCETPを測定することが望ましい.