『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- 一般に,低K血症の成因を明らかにするとき(消化管からの喪失か,腎からの喪失か)や,K投与が適切かどうかの判断,原発性アルドステロン症が疑われるときの確定診断の指標として用いる.ただし,他の検体検査,画像診断が進歩した現在,検査の頻度は減少している.
- 消化管からのK欠乏による低K血症では尿中Kは随時尿で10~20mEq/l以下となる.また,腎性のK喪失では10~20mEq/lとなる.K過剰投与による高K血症では尿中Kは一般に高値を示す.
基準値・異常値
不特定多数の正常と思われる個体から統計的に得られた平均値。 |
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高値 |
アルドステロン分泌過剰(原発性アルドステロン症)、 エタクリン酸など各種利尿剤投与時、 サイアザイド、 フロセミド、 過剰K摂取、 飢餓、 発熱、 慢性消耗性疾患
サイアザイド,フロセミド,エタクリン酸など各種利尿剤投与時,アルドステロン分泌過剰(原発性アルドステロン症),過剰K摂取(輸液,K製剤),蛋白質の異化亢進(飢餓,発熱,慢性消耗性疾患など) |
低値 |
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次に必要な検査 |
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変動要因 |
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( 伊藤機一 )