『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- ジソピラミドの代謝は個体差が大きく,基礎疾患として心不全,薬剤過敏性,洞性徐脈や刺激伝導障害などを有する場合は注意を要し,さらに肝・腎機能低下がある場合は薬物代謝や排泄が遅延し薬物の蓄積が生じる可能性がある.
- ジソピラミドの血中濃度を測定し,その結果に基づき当該薬剤の投与量を精密に管理した場合に特定薬剤治療管理料を月1回に限り算定できる.
- 一般的な血中薬物濃度測定の目的と意義は【→】「ジギトキシン」.
- 5.5μg/ml以上で中毒症状が発現し,7μg/ml以上ではQT延長などを引き起こす可能性があるといわれている.高齢者では特に抗コリン作用による副作用が現れやすい.
- 消化器系:口渇(抗コリン作用による),便秘,食欲不振,悪心,嘔吐など.
- 循環器系:QT延長,心室粗・細動,心室頻拍(torsades de pointesを含む),房室ブロック,洞停止,失神.
- 泌尿器系:排尿障害(抗コリン作用による).
- 視覚器:調節障害(抗コリン作用による),霧視.
- 精神神経系:めまい,頭痛,全身倦怠感など.
- その他:発疹,低血糖.
(下記の状態で他の抗不整脈薬が使用できないか,または無効の場合)
- 期外収縮,発作性上室性頻脈,心房細動
基準値・異常値
不特定多数の正常と思われる個体から統計的に得られた平均値。 |
有効治療濃度 2.0~5.0μg/ml
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適応症 |
期外収縮、 心房細動、 発作性上室性頻脈 |
次に必要な検査 |
今後の検査の進め方
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( 北村正樹,横田邦信,景山 茂 )