『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
性ステロイドホルモンの生物学的作用を評価するために,総ホルモン値とともに測定することが有用な場合がある.たとえば,多毛症の一部症例では,SHBGが低いため,遊離テストステロンが増加することがその病態と考えられ,抗アンドロゲン作用を有するゲスタゲンとエストロゲンの合剤の投与がSHBG産生増大を介して有効に作用する.
基準値・異常値
不特定多数の正常と思われる個体から統計的に得られた平均値。 |
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高値 |
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低値 |
Cushing症候群、 ネフローゼ症候群、 家族性低SHBG症候群、 急性間欠性ポルフィリン症、 先端巨大症、 多のう胞性卵巣症候群(PCOS)、 多毛症、 粘液水腫、 肥満症
多毛症,急性間欠性ポルフィリン症,粘液水腫,先端巨大症,Cushing症候群,肥満症,ネフローゼ症候群,家族性低SHBG症候群,多のう胞性卵巣症候群(PCOS) |
変動要因 |
妊娠の可能性,エストロゲン製剤使用の可能性などを否定する.
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( 石原 理 )