『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- 心房・心室負荷が生じるような血行動態の変化をきたす疾患において,心不全の重症度,および心不全の治療薬であるANPあるいは亜硝酸薬の効果の指標として用いることができる.しかし,NOやナトリウム利尿ペプチドファミリーのうち,ANP,BNP,CNPは測定可能であることから,これらの因子に対する細胞反応性の低下が示唆される場合など,cGMP測定は適応を考えて行う必要がある.
- グアニル酸シクラーゼは,ナトリウム利尿ペプチドやNOにより活性化されるため,血漿cGMP濃度は,心筋梗塞,体液貯留型の高血圧で増加し,重症例ほど高値を示す.
- 異型狭心症で低下する機序として,NO,C型ナトリウム利尿ペプチドの産生低下あるいは血管平滑筋の反応性低下によるとされている.