メタボリックシンドロームのおはなし
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■ ■下肢閉塞性動脈硬化症慢性腎臓病から腎不全脳出血・脳■塞・認知症狭心症・心筋■塞重い後遺症や死に至ることも動脈硬化「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」とは、内臓脂肪が多く、血圧や血糖値、血中脂質(トリグリセライド、HDLコレステロール)に問題がある状態のことをいいます。放っておくと、高血圧症、糖尿病、脂質異常症から動脈硬化を引き起こし、心筋■塞や脳卒中などの発作を起こすリスクが高まってしまいます。肥満には、大きく分けて下半身を中心に太る「皮下脂肪型」と、お腹を中心に太る「内臓脂肪型」の2種類があります。このうち、生活習慣病につながりやすいのは「内臓脂肪型」です。内臓脂肪がたまってしまう最大の原因は、「運動不足」と「食べすぎ」です。体を動かして使うエネルギーよりも、食べ物から取り込むエネルギーが多い状態が続くと、余分なエネルギーが脂肪となって内臓にたまってしまうのです。それだけなら生活に支障はありませんが、放っておくと動脈硬化が進みやすくなってしまいます。動脈硬化は脳卒中や心筋■塞の原因となり、最悪の場合は死に至ることもあります。幸い、内臓脂肪は運動や食生活などの生活習慣を改善すれば、皮下脂肪よりも簡単に落とすことができます。メタボリックシンドロームと診断されたら、まず生活習慣を見直すことが大切なのです。運動不足食べすぎ不規則な生活習慣 自覚症状のない状態高血糖脂質異常高血圧生活に大きな影響メタボリックメタボリックシンドロームシンドローム内臓脂肪の蓄積生活習慣病の「もと」です生活習慣を変えれば改善しますメタボリックシンドロームとは?

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