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尿路感染症

別名 urinary tract infection

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臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 尿路感染症は呼吸器感染症に次いで多い.乳幼児期は,臨床症状が典型的でなく見逃されやすいため,診断の遅れや不十分な治療で難治化したり,再発を繰り返すことがある.
  2. 乳幼児では尿路奇形や異常のある場合が多く,膀胱尿管逆流現象(VUR)を加えると 30%以上あるといわれている.このような腎尿路系の基礎疾患の鑑別には,超音波検査が有用である.
  3. 臨床症状は年齢,感染部位で異なる.
    ①乳児:発熱,哺乳力低下,嘔吐下痢
    ②幼児:発熱,頻尿,夜尿,排尿痛
    ③学童:排尿障害腹痛,残尿感,発熱
  4. 診断は,尿沈渣で白血球尿を認めれば疑い,尿細菌検査を行い下記の細菌が認められれば有意とされる.
    ①中間尿で 105/mL 以上
    ②パック尿で 107/mL 以上:乳幼児では外陰部を清潔にし,採尿パックを装着する.
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病因

 尿路における基礎疾患の有無により単純性,複雑性に大別される.
①単純性
 グラム陰性菌中でも大腸菌が大部分を占め,次いでクレブシエラ属(Klebsiella),プロテウス属(Proteus)となる.
②複雑性
 単純性の3 つに加え,緑膿菌,SerratiaEnterobacter,腸球菌,表皮ブドウ球菌,肺炎球菌などもみられる.
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