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脊髄小脳変性疾患

略称 SCD
別名 spinocerebellar degeneration

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 小脳と,小脳と線維連絡がある脳部位に変性を生じ,主として運動失調を呈する変性疾患群である.表1 のように分類されている
  2. 有病率は 10 万人あたり約 4 人である.本邦の脊髄小脳変性症全体の中で,弧発性が67%,残りが遺伝性である.弧発性の 65%は多系統萎縮症で,35%は皮質性小脳萎縮症とされている.
  3. 脊髄小脳変性症は特定疾患治療研究事業の対象疾患であり,公費による医療費の助成がある.
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検査

①一般検査
一般的な検査では特徴的な異常は認めない.
②画像検査
頭部 MRI で特徴的な所見を認める.小脳半球・虫部,橋の著明な萎縮を認める.また,中小脳脚,横走線維の変性により橋に十字サイン(hot cross bun sign)と呼ばれる十字状の T2 高信号を認めることがある.基底核では被殻の萎縮,被殻外側に T2 高信号を認めることがある.この変化は尾側により強い.脳血流 SPECT では小脳半球,橋,基底核に取り込み低下を認める.
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表1 脊髄小脳変性症の分類
表はPC版サイトをご覧ください
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