インフルエンザ
別名 | Influenza |
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疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。
「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。
詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690)
Clinical Chart
- 潜伏期は 1~4 日,突然の高熱ではじまり,呼吸器症状を伴うことが多い.
- 中耳炎や肺炎などのほかに,インフルエンザ脳症の合併に注意が必要である.
- 診断に迅速キットが利用できる.
- 高リスク患者,症状の強い患者には抗インフルエンザ薬で加療を行う.
- 発症後 5 日,かつ解熱後 2 日(幼児は 3 日)を経過するまで出席停止.
- 予防にはインフルエンザワクチンの接種が有効である.
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検査
インフルエンザ迅速診断キットにより,15 分以内にA 型とB 型の判別が可能である.現在国内で使用されているキットの感度はおおむね80%以上,特異度は95%以上とされる.ただしウイルス抗原量の多い上咽頭まで達する採取方法での結果であり,鼻汁鼻かみ液などでは検出率が下がる.その他,発病12 時間以内,発病5 日以上,発熱程度が低い場合などに感度が下がる.
また流行期や家族内感染など,検査前確率が高い場合は,判定が陰性であった場合でも偽陰性が多くなることに注意が必要である.
確定診断としては,回復期の抗体価の4 倍以上の上昇や,ウイルス分離,PCR による遺伝子検出法などがある.
また流行期や家族内感染など,検査前確率が高い場合は,判定が陰性であった場合でも偽陰性が多くなることに注意が必要である.
確定診断としては,回復期の抗体価の4 倍以上の上昇や,ウイルス分離,PCR による遺伝子検出法などがある.
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