蟯虫症・アタマジラミ
別名 | enterobiasis & pediculosis capitis |
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「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。
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Clinical Chart
●蟯虫症
- 症状は肛門周囲の瘙痒感,不眠,不安.まれには,虫垂炎を起こす.
- 小児寄生虫病のなかでもっとも頻度が高い.
- 疑えば,セロファンシール検査で診断する.
- 再感染しやすく,治療は同一世帯の家族全員に行う.
- 近年,幼児や小学生の間で,アタマジラミが増えている.
- アタマジラミは頭髪に寄生し,かっ色で体長3~4 mm,頭皮から血を吸って生きている.
- 保護者や本人に不潔な生活によって感染する疾患でないことを理解させ,誤解や偏見のないように説明する.
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病態・症状
一般的症状は,成熟成虫が夜間に肛門をはい出て肛門周囲を動き,産卵するときの不快なかゆみである.
幼虫が大腸粘膜に侵入し,カタル性炎症を起こした場合,腹痛の原因になる.成虫が虫垂に迷入し,虫垂炎の原因になることが知られている.
幼虫が大腸粘膜に侵入し,カタル性炎症を起こした場合,腹痛の原因になる.成虫が虫垂に迷入し,虫垂炎の原因になることが知られている.
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