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急性鼻副鼻腔炎

別名 acute rhinosinusitis

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 急性鼻副鼻腔炎とは,「急性に発症し,発症から4週間以内の鼻副鼻腔の感染症で,鼻閉,鼻漏,後鼻漏,咳嗽といった呼吸器症状を呈し,頭痛,頬部痛,顔面圧迫感などを伴う疾患」である.
  2. ウイルス感染が発端となることが多いが,数日後には細菌感染に移行する場合が多い.主要起炎菌はインフルエンザ菌,肺炎球菌の2菌種である.
  3. 治療は,鼻漏の量,顔面痛/前頭部痛の程度,鼻汁や後鼻漏の性状・量などの臨床症状および鼻腔所見で重症度を評価し,適切な抗菌薬を使用することである.
  4. 眼窩内合併症,頭蓋内合併症などの合併症が疑われる場合は,失明や致死的になる症例もあるため,迅速に耳鼻科に紹介する.
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チェックリスト

①症状
 ①膿性鼻汁,後鼻漏,鼻閉が多い.
 ②発熱 頭痛 顔面痛などを伴う場合が多い.
 ③小児では湿性咳嗽も重要
 ④悪臭など
②診断
 ①前鼻鏡,後鼻鏡,内視鏡検査
   局所所見は鼻腔の膿汁で,罹患副鼻腔により,分泌物が観察される解剖学的位置が
   決まっており,参考になる.
 ② X 線撮影:単純撮影(Caldwell 法,Waters 法),CT:眼窩,頭蓋内合併症が疑われる場合
  罹患部位は,上顎洞・篩骨洞・前頭洞に多い.
 ③鼻汁細菌検査
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