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流産・早産(切迫症状を含む)

別名 abortion, preterm delivery(threatened)

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 妊娠22 週未満で妊娠中絶してしまうことを流産という.この時期に娩出された児は母体外での生存ができない.妊娠22 週以降37 週未満であれば早産といい,適切な治療を行えば生存が可能な場合がある.
  2. 臨床的に診断された妊娠の約15%は流産に終わる.
  3. 切迫流産または切迫早産とは,治療により妊娠の延長がはかれる状態をいう.
  4. 予期せぬ流産が起こった場合の母親,家族の心理的ショックは計り知れない.身体的にはもちろん,精神的なフォローが必要である.
  5. 近年の低出生体重児医療の発達により,早産児の予後は格段によくなっている.しかし,NICU をもつ医療機関は限られており,医療レベルの地域格差が大きいのが現実である.
  6. したがって,治療が奏効しなかった場合,分娩に踏み切るか,NICU のある高次医療機関へ母体搬送するかは,医療機関によって決められていることが多い.
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症状

①自覚症状:月経痛様の腹緊感,性器出血.
②他覚症状:子宮収縮(妊娠28 週くらいからなら陣痛計で計測可能である),子宮口の開大・頸管の短縮,胎胞の腟内脱出.

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