急性虫垂炎
別名 | acute appendicitis |
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「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。
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Clinical Chart
- 右下腹部痛を呈するもっとも頻度の高い急性腹症のひとつ.
- 代表的な経過では心窩部痛を初発症状として経過とともに右下腹部痛(Mcburny,Lanz圧痛点)に移行し,さらに腹膜刺激症状(Blumberg sign,筋性防御)を示すようになることが多い.
- 軽症例では輸液と抗菌薬投与による保存治療を行う.高度の炎症例や穿孔例では速やかに手術を行うが,最近は緊急手術ではなく保存的治療の後,待機手術を行うこともある.
- 手術方法は腹腔鏡下の手術が一般的となりつつある.
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検査
- ①発症初期から白血球数の上昇を認める(10,000~20,000 程度).
- ②CRP 値も上昇するが発症直後には正常範囲内であり注意を要する.穿孔を呈した場合にはさらに高値となる.
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