8トリソミー
8トリソミー
略称 | ・+8 |
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臨床的意義
- 単独異常としての+8の役割については,予後不良因子だとする論文,無関係だとする論文があり,定説には至っていない.また,複合異常としての役割については,予後不良とされる染色体異常と合併する場合には予後不良であり,予後良好とされる染色体異常と合併する場合には予後良好である.つまり,+8は独立した予後決定因子にはなりえない.
- +8症例はAra-C療法に反応し難いとの報告や,8番染色体に存在するアポトーシス制御遺伝子群の発現が変化しているとの報告もある.
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( 佐藤裕子 )
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