α1-酸性糖蛋白
α1-酸性糖蛋白
略称 | α1-AGP |
---|---|
別名 | オロソムコイド,α1-AG,A1AG |
臨床的意義
血中α1-AGP濃度は,APPとして感染症,悪性腫瘍,自己免疫疾患,組織壊死(心筋梗塞など)といった炎症性疾患で増加し,その活動性の指標となる.しかし,CRPに比べると,鋭敏度で劣るため,単独で測定されることはほとんどない.
詳細を見る
基準値・異常値
- 基準範囲
-
42~93mg/dl
変動要因 - 高値
-
悪性腫瘍、 感染症、 自己免疫疾患、 組織壊死(心筋梗塞など)ほか炎症性疾患
感染症,悪性腫瘍,自己免疫疾患,組織壊死(心筋梗塞など)ほか炎症性疾患
次に必要な検査
CRPほかの急性期蛋白.
- 低値
-
肝機能障害,低栄養,ネフローゼ症候群
- 変動要因
- 妊娠の有無,薬剤(エストロゲン,経口避妊薬で高値となる)の影響を調べる.
( 山田俊幸 )
「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部の項目を抜粋のうえ当社が転載しているものです。全項目が掲載されている書籍版については、医歯薬出版株式会社にお問合わせください。転載情報の著作権は医歯薬出版株式会社に帰属します。