『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- 悪性新生物,慢性肝疾患,心筋梗塞などで高率に検出されるが,健常者でも認められることもあり,特定の疾患・病態との因果関係は否定的である.
- 筋肉疾患が疑われないにもかかわらず,血清CK活性が高値,あるいは免疫阻害法でのCK-MB/総CK活性が0.2以上の場合に確認のために検査する.血中での安定性が増すために,総CK活性は高値となり,結合CKはCK-M抗体で阻害されないために,CK-MB/総CK活性が増大する.
- ミトコンドリア内に存在するミトコンドリアCK(マクロCK typeⅡ)も電気泳動法では異常分画として,免疫阻害法ではCK-MB/総CK活性が異常高値として検出される.薄層ゲル濾過などによる分子量の検索で分子量が大きいことを確認した後,免疫学的検索(免疫沈降法や免疫電気泳動法後のCK染色など)により免疫グロブリンとCKとの結合を確認する.確認できない場合には,活性化エネルギーの測定が鑑別上有用である.