『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- 次のようなとき本検査を実施する.
- LD総活性が他の検査データ,臨床所見にそぐわない高値,もしくは低値を示すとき(多くの場合,持続的な高値・低値).
- アイソザイムパターンに異常が認められたとき.
- LD-Ig複合体,失活因子が存在するから,肝疾患や自己免疫疾患を考えるという強い因果関係はないので,これらによる異常なアイソザイムパターンやLD活性値を病態によるものと誤判定をしないことが大切である.
- Hサブユニット欠損症は特に臨床症状はないが,Mサブユニット欠損症は,運動後のミオグロビン尿症,分娩障害,皮膚の特異的な発疹を示す.
- 過剰バンドがあれば,溶血検体もしくは腫瘍の存在を疑う.LD6の存在は,重篤な肝細胞傷害や予後の悪いことを示す指標である.