『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- 正常月経周期をもつ女性では,エストラジオール測定の意義が優る場合が多い.しかし,閉経後,PCOSなどエストロン測定の意義が十分考えられる.
- 生物活性が低いため,その生理的意義は不明であり,したがってエストロン測定の臨床的意義も不明な点が多い.しかし,特に,閉経後女性における女性ホルモンとしての意義,子宮体癌発生との関係,多のう胞性卵巣症候群(PCOS)における意義,ホルモン産生腫瘍における産生など,今後の検討が必要である.
- 年齢など他の要因を勘案して異常値と考えられる場合,エストラジオール,テストステロン,アンドロステンジオンなど他のステロイドホルモンを測定する.また,LHとFSHの同時測定が意味をもつ場合がある.エストロン測定単独で判断することは困難であり,他のホルモン測定値とともに,総合的に判断する.
基準値・異常値
不特定多数の正常と思われる個体から統計的に得られた平均値。 |
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高値 |
エストロゲン産生腫瘍、 多のう胞性卵巣症候群(PCOS)
肥満,多のう胞性卵巣症候群(PCOS),エストロゲン産生腫瘍 |
低値 |
やせ
やせ |
次に必要な検査 |
エストラジオールなど他の性ステロイドホルモンを測定する.
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変動要因 |
結合型エストロゲンの使用により,異常高値を示すことがある.他の関連ホルモン測定値を参照し判断する.
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( 石原 理 )