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深部静脈血栓症

略称 DVT
別名 deep venous thrombosis

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 深部静脈血栓症は肺血栓塞栓症の原因の大半を占める.
  2. 誘因(表1)のある者が,下肢(通常は片側)の暗紫色の腫脹(うっ血)を認めた場合に疑う.
  3. 術後,長期臥床では,弾性ストッキング,下肢挙上,下肢マッサージなどの深部静脈血栓→肺血栓塞栓症の予防が大切である.
  4. 確定診断は下肢静脈造影や造影 CT による.感度は劣るが,静脈超音波法も有用である.
  5. ワルファリンによる抗凝固療法が治療および肺血栓塞栓症の予防として有用である.
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表1 静脈血栓の誘因
表はPC版サイトをご覧ください

診断のコツ

①誘因のある者が,下肢(通常は片側)の暗紫色の腫脹(うっ血)を認めた場合に疑う.
②D ダイマー正常値は,急性期を除外できるが,慢性期は除外できない.
③超音波検査,造影CT,MRV などの画像検査で,血栓を確認する.
④骨盤内の静脈血栓は造影CT でないと診断が困難である.
⑤静脈造影は,もっとも信頼性の高い検査であるが,侵襲性が高いので,他の画像診断で診断できない場合に施行する.
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