ひとり一人の患者さんに向き合う、心の通った泌尿器科医療を提供する 古畑泌尿器科クリニック 院長 古畑 誠之 様

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1.施設について

古畑泌尿器科クリニックは、2008年6月に泌尿器科専門クリニックとして長野県松本市筑摩に開院されました。1日当たりの外来患者数は70~80人、地域に密着した泌尿器科クリニックとして、高齢の男性を中心に多くの患者さんが来院しています。男性では前立腺肥大症や前立腺がんが、女性では過活動膀胱や膀胱炎が多くみられます。

院長の古畑誠之先生は患者さんとの会話を大切に、地域医療連携を活用し泌尿器科に特化した診療を提供することを心掛けていらっしゃいます。

1.施設について
UF-5000導入の背景と業務内容の変化
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2.UF-5000導入の背景と業務内容の変化

装置の導入を検討した背景は、当院における目視法結果の信頼性に疑問を抱くようになったことです。尿沈渣標本作製の手技についてもわずかながら個人差が生じてしまいます。しかしUF-5000の導入によって正確で安定した検査を行うことが可能となり、目視法による尿沈渣検査で感じていた不安も解消しました。

UF-5000ではハルンカップを設置し、ボタンを押すだけで検査が行われ、その操作の簡便性には目を見張るものがありました。尿沈渣標本の作製では遠心後の沈渣成分の採取などに細心の注意を払う必要があり、その繊細な手技が思っていた以上にスタッフの負担になっていたことに気づかされました。UF-5000の導入により標本作製の必要が無くなったことからスタッフに時間的余裕が生まれ、他の業務にじっくり取り組めるようになっています。

検査に要する時間も大幅に短縮しました。導入前は、尿検体が提出されてから尿沈渣標本が作製されるまで1検体当たり6分以上、3,4検体まとめて作製する場合は10分以上、さらに遠心分離機が稼働中の場合は15分以上かかることもありました。UF-5000では、尿検体が提出されてから1検体当たり約75秒で結果が出ます。尿検査の結果が出るのを待って診療室に患者さんをお呼びしますので、患者さんの待ち時間も減り、診療時間を十分に確保できるようにもなりました。

UF-5000導入前後の比較
施設について
UF-5000の有用性
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3.UF-5000の有用性

尿沈渣検査は、尿路感染症などの膿尿をきたす疾患や尿路結石や尿路悪性腫瘍などの血尿をきたす疾患の診断に必要不可欠な検査です。また、泌尿器科疾患で治療中の患者さんの臨床経過や新たな疾患の発症に関する貴重な情報を与えてくれる実用的な検査であり、尿の異常にいち早く気づくことで速やかな対応をとることができます。特にUF-5000は少ない尿量で正確な検査結果を得ることができますので、尿沈渣検査のハードルを下げたとも言えます。

UF-5000を導入して1年が経ちましたが、導入により正確で安定した尿検査が行えるようになりました。加えて、スタッフの尿沈渣標本作製の負担が減るなど業務の効率化が進み、迅速な検査により患者さんの待ち時間も減りました。日常診療に余裕が生まれ、ひとり一人の患者さんに丁寧に向き合うという、理想とする医療にも一歩近づけたのではないかと思います。現在では、UF-5000導入に伴うコスト以上の効果を実感しています。

3.UF-5000の有用性
UF-5000導入の背景と業務内容の変化
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導入製品について

全自動尿中有形成分分析装置 UF-5000(ハルンカップ対応モデル) 新たな検出原理と試薬により有形成分の分類性能を向上 医療機器製造販売届出番号:28B1X10014000041
UF-5000
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