とおるクリニックは1999年、院長の田中徹先生が泌尿器科医として長年にわたり病院勤務をされてきた経験と実績を活かして東京都江戸川区に開業されました。
以来約20年に渡り地域医療に貢献されています。外来患者数は平日で約150人、土曜日で約100人、男女比はほぼ同数です。
田中院長は、できる限り明るく開かれた雰囲気をつくり、泌尿器系の疾患についても、素直に何でも話していただけるクリニックを目指しています。
田中院長が最初にUF-5000を知ったのは、ダイレクトメールでした。それまではクリニックで使用できる装置があることは知りませんでした。そのため営業担当者からUF-5000について説明を受け、さらに、当クリニックの電子カルテとの連動性確認した上で2ヵ月後にUF-5000を導入しました。
現在、UF-5000のオペレーションは3人の看護師が行っています。運用開始に際しては、操作方法も2~3日で習得ができましたし、当クリニックの実運用上の細かな要望にも応えていただき、非常にスムーズに立ち上げることができました。
UF-5000導入のポイントとしては、電子カルテとのオンラインが可能ですので、検査結果の手入力が不要になり、また、UF-5000導入に際して尿定性検査結果もオンライン化をすることにより、手入力にかかっていた時間が大幅に短縮され「診療の効率化」につなげられたことが大きなポイントでした。また、手入力を無くすことで入力ミスのリスクが低減するので「リスクマネジメント」の観点としてもこれは重要だと考えます。
さらに、UF-5000を導入するにあたっては、実際の検体を使用してデータ検証を行い、装置の測定結果が私の鏡検の所見とほぼ同じであることが確認できましたので、性能面でも信頼できました。また、標準試薬で装置の信頼性をチェックする精度管理のシステムが構築されているので、この点も安心感がありました。当クリニックでも日々精度管理を行った上で運用しています。
当クリニックでは、泌尿器科の患者さんは必ず診療前検査として尿定性検査とUF-5000による検査を行っています。導入前は、5分間の遠心後に鏡検し、結果を手入力する時間が必要でしたので、1回の検査に約13分かかっていました。しかしUF-5000導入により検査にかかる時間が大幅に短縮されたので、今は採尿してから測定結果が出るまで約1分30秒です。検査に必要な時間が8分の1程度に短縮されたことで、患者さんの待ち時間が大幅に短縮されたのは大きなメリットです。実際、待ち時間に関してのクレームは少なくなりました。
また、UF-5000はハルンカップのまま測定できるので、少量検体を除いては、スピッツ管に移し替えることもなくなり、手間も省け廃棄する試験管数も減り非常に助かっています。
UF-5000の導入は「診療の効率化」、「診療の質の向上」、「リスクマネジメント」の効果があり、その結果「患者サービス」と「患者満足度」の向上につながるものだと実感しています。