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骨粗鬆症

別名 osteoporosis

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 骨粗鬆症のリスクを有する閉経後の女性や高齢者を対象に,低骨量の存在を確認する.
  2. 骨量低下をきたす疾患や続発性骨粗鬆症を除外する.
  3. 骨折の既往の確認,胸腰椎単純 Xp により脆弱性骨折の有無を調べる.
  4. 診断は日本骨代謝学会による原発性骨粗鬆症の診断基準2012年度改訂版に準じて行う.
  5. 治療開始基準は,脆弱性骨折がある場合,脆弱性骨折がなければ骨密度(BMD)が YAM 70%未満,YAM 70%以上 80%未満であれば,大腿骨頸部骨折の家族歴,FRAX®の10年間の骨折確率 15%以上ある場合となる.
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診断

①臨床所見・問診
 問診にて,自覚症状,低骨量をきたす疾患や骨折の既往,ステロイド使用歴,生活様式(食事,運動,喫煙,飲酒など),骨折の家族歴,身長の減少(25 歳時の身長より4 cm 以上),女性であれば閉経時期などを聴取する.自覚的には脊柱の変形(亀背)や,慢性の腰背部痛などを訴えることが多い.亀背と低骨密度との関連は明らかである.骨折を機に診断されることも多く,胸腰椎圧迫骨折のほかに大腿骨頸部・転子部,橈骨遠位端,上腕骨近位端などに骨折を生じやすい.
②Xp 診断
 腰背部痛がある場合,椎体骨折の有無の判定には単純Xp が有用である.腰背部痛をきたす他の脊椎疾患の鑑別にも重要である.胸椎・腰椎の正面・側面像を撮影し,骨萎縮,椎体変形,圧迫骨折の有無などをみる.
 痛みを伴わない圧迫骨折も存在するため,骨粗鬆症を疑う場合は,診断時に必要な検査となる.
③骨量測定
 骨粗鬆症診断には,DXA 法(dual energy X-ray absorptiometry,二重エネルギーX 線吸収法)を用いて,腰椎と大腿骨の両者の測定が推奨されている.腰椎大腿骨での測定が困難な場合は,橈骨骨幹部(1/3遠位部)の骨密度を用いる.
 MD(microdensitometry)は,第2 中手骨を用いる検査である.骨粗鬆症の診断には用いることはできるが,治療効果判定としては使えない.
④血液・尿検査
 二次性骨粗鬆症の除外診断のために必須である.血中・尿中カルシウム,リン,アルカリホスファターゼ,Cr,BUN,PTH,カルシトニンなどを測定する.原発性骨粗鬆症ではカルシウムやリンの値は正常である.骨代謝マーカーとしては尿中NTX,DPD,CTX,血清NTX,CTX,TRACP-5b,P1NP,ucOC などが用いられる.治療開始後3~6 カ月で再測定し,投薬効果を判定する.
⑤診断基準
 日本骨代謝学会では原発性骨粗鬆症の診断基準の2012 年度改訂版を作成している(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年版 参照).低骨量をきたす骨粗鬆症以外の疾患,または続発性骨粗鬆症を認めないことが,診断基準適応の前提である.低骨量を示す疾患を「折茂 肇・他:日本骨代謝学会雑誌 18:76-82, 2001」に示す.
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