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性器の感染症:帯下・陰部掻痒感

別名 leukorrhea, pruritus vulvae

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 茶色帯下は不正出血と考え,非感染性帯下の場合と併せて,癌検診もかねて婦人科へ紹介する.
  2. 難治性カンジダ症は糖尿病も考慮する.
  3. STD(性感染症)の原因を性行為のみにしないこと.夫婦間に問題が生じ,家庭不和の原因となることがある(プール,サウナ,脱衣所,タオル,公衆浴場なども原因になりうる).
  4. 尿沈渣にてカンジダ,トリコモナスなどと診断された場合は婦人科受診を勧める(必ずしも現在感染しているわけではないこともあるので説明は慎重に行う).
  5. 婦人科へ紹介する前に(検体の採取前に)洗浄しないこと.
  6. STD の場合は,パートナーの検査,治療も原則として必要である.
  7. 右季肋部痛においてクラミジア感染による肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis 症候群)を忘れてはいけない.急性胆嚢炎と診断されていることも多い.
  8. 寝たきりやそれに近い高齢者の帯下の多くは非特異性腟炎である.
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検査

STD の検査等については,STD/STI(性行為感染症)を参照.
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