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ヒトT細胞白血病ウイルス-Ⅰ関連脊髄症

略称 HAM
別名 HTLV-Ⅰassociated myelopathy

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. HTLV-Ⅰ感染者の 300 人に 1 人が発症する脊髄炎症性疾患である.
  2. 緩徐進行性の下肢の痙性不全麻痺,排尿障害感覚障害を示す.特に西日本,九州地方に多いが日本全国にみられることに留意する.
  3. 副腎皮質ステロイドの内服治療が有効で最もよく行われる.また,天然型インターフェロン-αの注射療法も保険収載されている.ただし,これらの治療は有効であるが根治療法はいまだに確立していない.
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検査

 血清と髄液で HTLV-Ⅰ抗体陽性である.髄液は細胞増多,タンパク増加を認める.髄液中ネオプテリン高値は炎症の程度を反映する.画像は特徴的な所見はないが,進行例では MRI にて胸髄の萎縮を認めることがある.
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