亜急性硬化性全脳炎
略称 | SSPE |
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別名 | subacute sclerosing panencephalitis |
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「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。
詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690)
Clinical Chart
- 麻疹ウイルスによる遅発性ウイルス感染症である.
- 麻疹に感染してから5~10年後に神経症状が出現する.数カ月から数年の経過で進行し,死亡する.
- ワクチンによる麻疹罹患の予防と発病の早期発見,早期治療が重要である.
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検査
髄液には特徴的所見はない.診断に必要な特徴的な検査所見として,①血清の麻疹抗体価の上昇,②髄液麻疹抗体価の上昇,③髄液 IgG の上昇,④髄液 IgG インデックスの上昇,⑤血清・髄液の麻疹ウイルスRNAの PCR 法による検出,⑥脳波検査で,ミオクローヌス出現時期に周期性の高振幅徐波結群が認められる.
画像では,病期の進行とともに,頭部 MRI で大脳白質,皮質,基底核,小脳,脳幹に T2 高信号と脳萎縮がみられるようになる.
画像では,病期の進行とともに,頭部 MRI で大脳白質,皮質,基底核,小脳,脳幹に T2 高信号と脳萎縮がみられるようになる.
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