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スモン

略称 SMON
別名 subacute myelo-optico-neuropathy

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. キノホルムが原因で生じる脊髄,末梢神経,視神経を傷害する中毒性疾患である.
  2. 1970 年に本邦ではキノホルムが使用禁止となり,新規の発生は激減しその後の発生はない.
  3. 厚生労働省の特定疾患治療研究事業の対象疾患に指定されており,医療費の公費補助の制度を利用できる.
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症候

 キノホルムを服薬して1 週間程度で腹部症状(激しい腹痛下痢など)が神経症状に先立って起こる.2~6 週後に約2/3 は急性に,残りは亜急性に神経症状が出現する.両下肢末端部の錯感覚,痛覚過敏が出現し,上行する.次いで,両下肢の弛緩性麻痺から痙性麻痺,膀胱直腸障害を生じる.さらに視神経の障害による両側性視力障害,後索と末梢神経障害のため感覚性運動失調がみられることが多い.その他,キノホルムとの錯体形成が原因で緑色便,緑色舌がみられることがある.
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