クループ症候群・急性喉頭蓋炎
| 別名 | croup syndrome・acute epiglottitis |
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「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部（各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」）を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は，他に出典の明示があるものを除き，医歯薬出版株式会社に帰属します。
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Clinical Chart
- 喉頭部の炎症により，閉塞性の呼吸困難となり，なかには窒息で死亡することもある
- 夜間，突然起こることもあるので，何か飲み込んだのではないかと心配して受診することがある．症状は嗄声と吸気性喘鳴，犬吠様咳嗽（バオバオ），金属性咳嗽（ケンケン）を呈する．
- 軽症のときはアドレナリンの吸入で経過をみる．ステロイドの経口投与で入院率を低下させる報告がある．
- 重症のときは入院のうえ気管内挿管，気管切開の準備をしておく．
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チェックリスト
①症状：ウイルス性の場合，軽い感冒症に引き続き，夜間突然に嗄声，吸気性喘鳴，犬吠様咳嗽を呈し，時にチアノーゼ，呼吸困難を伴う．
②呼吸困難の程度：喘鳴の増強，凹凸呼吸，呼吸音の減弱，チアノーゼの有無，呼吸数・脈拍数の増加．
③血液ガス：PaO2，PaCO2，SO2でO2↓，CO2↑で重症度を判断．
④咽頭気管部Xp：側面像で腫脹した咽頭蓋や声門下の狭窄，声門上，梨上窩の拡張像が診断の助けとなる．
②呼吸困難の程度：喘鳴の増強，凹凸呼吸，呼吸音の減弱，チアノーゼの有無，呼吸数・脈拍数の増加．
③血液ガス：PaO2，PaCO2，SO2でO2↓，CO2↑で重症度を判断．
④咽頭気管部Xp：側面像で腫脹した咽頭蓋や声門下の狭窄，声門上，梨上窩の拡張像が診断の助けとなる．
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