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肺癌

別名 lung cancer

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臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 原発性肺癌は悪性腫瘍による死因の第 1 位を占め,高齢化とともに増加傾向にある.
  2. 肺癌は小細胞肺癌とそれ以外の非小細胞肺癌に大別され,小細胞肺癌は進展がきわめて速く,治療戦略が他の組織型と異なる.非小細胞肺癌はさらに扁平上皮癌と非扁平上皮非小細胞肺癌に分けられ,1 次治療で異なった抗がん剤が用いられる.
  3. 非扁平上皮非小細胞肺癌では pemetrexed(PEM)ベースの化学療法,bevacizumab の併用療法,さらに維持療法を行うことで無増悪生存期間ならびに全生存の延長が期待される.
  4. 非扁平上皮非小細胞肺癌では遺伝子変異の検索による個別化治療が進歩し,EGFR 遺伝子変異や ALK 遺伝子転座(ALK 融合遺伝子)をターゲットとした分子標的治療が行われる.
  5. 小細胞肺癌はきわめて進行が速いため,肺門・縦隔リンパ節転移と一塊となった肺門部肺癌や,末梢の原発巣が小さい割に肺門・縦隔リンパ節転移が大きい場合など,画像診断で疑われる場合は,確定診断ならびに病期診断を急ぎ,早期に治療を行う必要がある.
  6. 従来,化学療法の適応は performance status(PS)良好例とされてきたが,奏効率が高く比較的速やかに腫瘍容積の減量が得られる分子標的薬は PS 不良例でも使用される.
  7. 間質性肺炎合併肺癌では,手術療法,放射線療法,化学療法のいずれも間質性肺炎急性増悪のリスクとなり,重篤な病態を引き起こして治療関連死の原因となりうるため,リスクとベネフィットを十分に説明の上で,適応に応じて手術療法と化学療法が行われる.
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検査

①胸部単純Xp
 肺癌の検出感度は80%前後で小型肺癌の検出力は低い.この際,見落としの多い肺尖部,縦隔,心裏面,横隔膜の裏面などを注意深く観察し,異常影を認めた場合は過去の画像を取り寄せて「比較読影」を行うことがきわめて重要である.新規に出現した陰影,増大傾向を示す陰影,辺縁が不整でspicula や胸膜陥入像を伴う場合,血管・気管支の収束像など既存構造を改変する所見などを伴う場合には胸部CT を検討する.また,扁平上皮癌や小細胞肺癌は膨張性発育を示すことが多く,辺縁は比較的整で,notchなどを伴う.
②胸腹部造影CT
 胸部CT による肺野病変の拾い上げは6mm以上のサイズであれば約95%の検出感度があるが,それ以下のサイズでは約70%程度に低下する.
 胸部造影CT で腫瘍の造影効果(均一か,不整な造影か,内部壊死を伴うか,など)と肺門・縦隔リンパ節転移の評価を行い,腹部造影CT で肝転移,副腎転移などを含めた腹部臓器への転移を検索する.
 腎機能障害,気管支喘息,造影剤アレルギーなどがある場合は単純CT のみで検索するが,所属リンパ節転移の評価が不十分となる(とくに肺門リンパ節転移は肺動脈と一塊となり評価が困難).また,肝転移は一定の大きさにならないとlow density areaとして描出されず,検出感度が低下するため腹部エコーで肝転移の検索を追加する.
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