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パイログロブリン

パイログロブリン

別名 Pyro,パイロ

臨床的意義

  • 多発性骨髄腫をはじめとするBリンパ-形質細胞系の腫瘍性疾患でみられ,正確な頻度は定かではないが,まれな現象と考えられる.
  • パイログロブリンの存在そのものが臨床症状や多発性骨髄腫の予後などと関連しているという明確な証拠はないが,M蛋白の量が多い場合にみられやすい現象でもあるので,過粘稠度症候群の症状を呈する可能性もある.
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基準値・異常値

基準範囲
陰性
変動要因
陽性

悪性リンパ腫、  原発性マクログロブリン血症、  自己免疫性疾患、  多発性骨髄腫、  慢性リンパ性白血病

リンパ球・形質細胞の腫瘍性疾患(多発性骨髄腫,原発性マクログロブリン血症,慢性リンパ性白血病悪性リンパ腫),自己免疫性疾患(SLEなど)

次に必要な検査
蛋白分画,免疫電気泳動
変動要因
パイログロブリンをはじめ異常現象を起こす蛋白はM成分であることが多いので,蛋白分画,免疫電気泳動で確認する.
( 山田俊幸 )
臨床検査項目辞典

「最新 臨床検査項目辞典」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部の項目を抜粋のうえ当社が転載しているものです。全項目が掲載されている書籍版については、医歯薬出版株式会社にお問合わせください。転載情報の著作権は医歯薬出版株式会社に帰属します。

「最新 臨床検査項目辞典」
監修:櫻林郁之介・熊坂一成
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, inc., 2008.

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