CKD(慢性腎臓病)
chronic kidney disease
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「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。
「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.
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Clinical Chart
- CKDは透析リスクばかりではなく,心血管疾患の強いリスクになる.
- CKDの重症度は,腎機能だけでなく,尿蛋白や原因疾患によって分類される.
- 生活・食事指導に加えて,血圧・血糖・脂質の管理が重要となる.
- 腎機能低下が進むと,貧血,CKD-MBD,高カリウム血症,アシドーシス,尿毒症に対する対策が必要となる.
- 腎代替療法選択(血液透析,腹膜透析,腎移植)および透析導入時期は適切に行う.
CKD のアプローチ
①血液検査でのCr 値だけではなく,かならず血尿や尿蛋白の有無,画像検査にて腎形態を確認する.
②過去の健診のデータをできるだけ取り寄せ,腎機能や尿検査異常の推移を確認する.
③生活習慣病の有無や経過について確認する.
④家族歴(遺伝性腎疾患の有無),服薬歴(腎毒性物質の有無)は必須.
⑤新規に発症した血尿単独の場合,50 歳以上の男性・喫煙者であれば(特に),尿路系の悪性腫瘍の可能性があり,泌尿器科での評価は必須となる.
②過去の健診のデータをできるだけ取り寄せ,腎機能や尿検査異常の推移を確認する.
③生活習慣病の有無や経過について確認する.
④家族歴(遺伝性腎疾患の有無),服薬歴(腎毒性物質の有無)は必須.
⑤新規に発症した血尿単独の場合,50 歳以上の男性・喫煙者であれば(特に),尿路系の悪性腫瘍の可能性があり,泌尿器科での評価は必須となる.