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リウマチ性多発筋痛症

略称 PMR
別名 polymyalgia rheumatica

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. リウマチ性多発筋痛症(polymyalgia rheumatica:PMR)は,発熱,倦怠感,肩,腰周囲の筋肉痛が持続し,時に鬱症状を伴い,進行すると動けなくなる疾患である.
  2. 50 歳代以上にみられ,発症時の平均年齢は 65 歳と高齢者に多い.男女比は 1:2 とやや女性に多い.
  3. 血液検査ではで白血球増多や CRP 高値,血沈亢進などの炎症反応を認めるが,リウマチ因子や抗 CCP 抗体,抗核抗体などは陰性である.
  4. 病変の主座は滑液包である.複数の滑液包が左右対称性に炎症をきたし関節機能が障害される.滑液包は深部に多いため,起炎部位の検索が困難で,しばしば不明熱の原因となる
  5. 診断は,疾患特異的な自己抗体がないため,滑液包の炎症性腫脹を MRI や関節エコーなどで確認し診断基準を参考にし,関節リウマチなどの他の膠原病や感染症などを否定しながら総合的に行われることとなる.
  6. 側頭動脈炎を合併する場合があり,失明などの後遺症をきたす場合があり予後に影響を与える.
  7. ステロイド治療によく反応し,予後の良い疾患である.反応が悪い場合,腫瘍随伴症状としての癌の検索が必要である.
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検査

  1. ①血液検査
    1. ①血液検査で,白血球増多を示す.
    2. ② 血沈やCRP:高値を示す.疾患活動性を示し,これらは治療効果の判定に有用である.
    3. ③ MMP-3 が上昇する.ステロイド使用前から高い.治療にステロイドが使用されるため,さらに上昇するので,治療効果の判定には使えない.
    4. ④ 疾患特異的な自己抗体がなく,RF やACPA,抗核抗体は陰性である.筋痛や筋の圧痛を訴えるがCPK は正常である.
  2. ②画像検査
    1. ① 三角筋下滑液包,二頭筋の腱滑膜,上肩甲滑液包,臀部の大転子滑液包が炎症による浸潤や液貯留,血管新生が認められる
    2. ② 関節エコーやMRI,FDG-PET/CT で上記病態が描出可能であり,診断に寄与する.FDG-PET/CT は,腫瘍随伴症状である場合,悪性疾患の部位も陽性に描出されるという利点もある.

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