プライマリケア Primary Care

sysmex

疾患スピード検索

伝染性単核症

別名 infectious mononucleosis

疾患スピード検索で表示している情報は、以下の書籍に基づきます。

臨床医マニュアル

「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。

「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.


詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。 (リンク先:http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=731690

Clinical Chart

  1. 発症は思春期以後の成人初感染例に多い.
  2. 発熱,後頸部リンパ節腫脹,強い咽頭発赤が特徴.
  3. 発疹,肝脾腫,口蓋粘膜の出血斑も認める.
  4. 概して軽症例が多いが,重症化するものがある.
  5. 肝障害の合併,血清ウイルス抗体 VCA-IgM,EBNA が診断の参考になる.
  6. 治療は対症療法である.
詳細を見る

検査

 「Sumaya CV, Ench Y:Pediatrics 75:1011-1019, 1985」に示すようにEB 抗体の検査項目が多すぎて,どの検査を行えばよいか,迷う.診断確定の高い抗体測定の組み合わせとして,①1~2 歳以下では,VCA-IgG 抗体とEBNA 抗体をペア血清で測定する.②3~4歳以上では急性期にはVCA-IgG抗体,VCA-IgM抗体,EBNA 抗体,回復期にはVCA-IgG 抗体,EBNA抗体を測定するのがよい.しかし保険診療では1 回の採血での測定項目が制限されているので,乳幼児ではVCA-IgG 抗体のペア血清で測定,幼児期以降では,VCA-IgM 抗体を測定することを推奨する.また乳幼児ではVCA-IgM,EA 抗体のいずれも陰性の初感染例が少なくない.
詳細を見る
お問い合わせ サイトマップ
個人情報の取り扱いについて ご利用に際して
会社概要
PAGE TOP