リポ蛋白X定性
リポ蛋白X定性
略称 | LP-X |
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別名 | リポプロテインX |
臨床的意義
- LP-Xが強陽性の場合は,それだけ胆汁うっ滞が強度であることを意味する.
- 胆汁うっ滞の原因はさまざまであり,肝外性の場合は悪性腫瘍,胆石による胆道系の閉塞が考えられる.これに対して肝内胆汁うっ滞は薬剤の副作用として認められることがある.
- 一般に悪性腫瘍による閉塞のほうがよりLP-Xが増加するといわれているが,値による悪性か良性かの鑑別は困難である.また閉塞性黄疸で胆管ドレナージした症例ではLP-Xが低下してくるので,減黄効果を追跡するのにも有用である.
- 以前は定量用試薬も出されていたが,最近LP-X自体の利用価値がうすらいできたためか,現在では市販されていないようである.
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基準値・異常値
- 基準範囲
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陰性
変動要因 - 陽性
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LCAT欠損症、 リピッドエマルジョンの静注、 原発性胆汁性肝硬変、 高度な胆汁うっ滞、 先天性胆道閉鎖症
高度な胆汁うっ滞(悪性腫瘍,総胆管結石の嵌頓),原発性胆汁性肝硬変,先天性胆道閉鎖症,LCAT欠損症,リピッドエマルジョンの静注
- 変動要因
( 清島 満 )
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