マグネシウム(尿)
マグネシウム(尿)
別名 | Mg(尿) |
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臨床的意義
- 低Mg血症,腎不全の鑑別,診断に用いられるが,測定頻度は高くない.最近では,他の検体検査,画像診断が進歩しているので,検査の頻度は減少している.
- 最近,アルコール中毒症での尿Mgの低下が報告されている.
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基準値・異常値
- 基準範囲
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50~135mg/day
変動要因 - 高値
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急性腎不全の利尿期、 原発性アルドステロン症、 高Ca血症、 糖尿病、 副甲状腺機能低下症
- 低値
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アルコール中毒症、 急性腎不全、 重症糖尿病ケトアシドーシス、 脱水症、 低アルドステロン症(Addison病)、 慢性腎不全
- 変動要因
- 蓄尿の場合,リン酸塩(リン酸アンモニウムマグネシウム)となって沈殿している場合があり,よく混和しない尿を検体として用いると低値となる.
( 伊藤機一 )
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