カテーテル関連血流感染症
CRBSI
catheter-related blood stream infection
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「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
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Clinical Chart
診断
カテーテルが挿入されている患者の感染巣の明らかでない発熱は,CRBSI を疑う.カテーテル刺入部の発赤や腫脹は,その所見があればCRBSI が強く疑われるが,その所見がなくても除外はできない(感度が低い).
細菌学的検索のため以下の検体を提出する
細菌学的検索のため以下の検体を提出する
- ①抜去したカテーテルの先端培養*3
- ② 刺入部に感染徴候がある場合にはその膿のグラム染色と培養
- ③ 血液培養2~3 セットのうち1 セットは該当のカテーテルから採取してもよいが,コンタミネーションやカテーテルへの菌の定着を判断するため必ず直接穿刺による血液培養も同時に提出すること.
- *3単なるカテーテルの抜去や,入れ替えの際(すわなちCRBSI を疑う状況でない場合)にルーチンでカテーテルの先端培養を提出するのは無用である.