意識障害
disturbance of consciousness
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「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
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Clinical Chart
- 意識障害患者を診る場合,まず呼吸・循環のバイタルサインを確認し,必要に応じた救命救急処置を速やかに行う.並行して JCS と GCS により意識障害の程度を判定する.
- 次に,全身の内科的診察を素早く行い,さらに,痙攣,臭気,外傷,注射痕の有無,を調べる.
- 処置と並行して意識障害の原因検索のために神経学的診察を進める.呼吸の性状,髄膜刺激徴候の有無,脳幹徴候(姿位,瞳孔の性状,対光反射,角膜反射,頭位変換眼球反射など),麻痺の有無を迅速に調べる.次に,鑑別診断に必要な血液,髄液,生理検査,画像検査を実施する.
- 意識障害は JCS や GCS で評価される清明度の障害とせん妄などの変容に分けられる.