伝染性紅斑
erythema infectiosum
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「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。
「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.
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Clinical Chart
病態・症状
病原ウイルスは ヒトパルボウイルスB19 である.感染後18 日ごろに発疹が出現する.特徴的な頬部のびまん性紅斑(蝶形あるいは平手打ち様不規則紅斑)から,わが国ではりんご病とよばれている.
頬部の紅斑より1~2 日後に上肢・下肢の伸側に多数の爪甲大の紅斑が出現する.発熱は紅斑出現の前駆症状として出現する.
その他,咽頭痛,関節炎などで,インフルエンザと類似症状を示すことがある.妊婦での感染では胎児に対する障害が報告されている.
予後は良好な感染症であるが,ヒトパルボウイルスB19 は造血細胞を標的とするために,いくつかの種類の造血障害発作が知られている.抗体検査が可能である.
頬部の紅斑より1~2 日後に上肢・下肢の伸側に多数の爪甲大の紅斑が出現する.発熱は紅斑出現の前駆症状として出現する.
その他,咽頭痛,関節炎などで,インフルエンザと類似症状を示すことがある.妊婦での感染では胎児に対する障害が報告されている.
予後は良好な感染症であるが,ヒトパルボウイルスB19 は造血細胞を標的とするために,いくつかの種類の造血障害発作が知られている.抗体検査が可能である.