『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- 本検査は,真菌症を疑うときや,真菌の定着を監視するときに行われる.
- 深在性真菌症に対する顕微鏡検査として得られる情報は,概ね以下のレベルである.
①真菌症(菌体成分が見出されるか,貪食像が見られるか)か否か?②起因菌が糸状菌か?酵母か?
③糸状菌であれば
・アスペルギルス症などを示唆する隔壁を認める菌糸か?
・接合菌症・ムーコル症を示唆する隔壁を認めない菌糸か?
④酵母であれば
・カンジダ症やトリコスポロン症を示唆する仮性菌糸を認めるか?
・ Candida glabrataなどによる感染を示唆する単細胞酵母のみか?
・クリプトコックス症を示唆する莢膜を有するか?