『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- クラミジア活動性感染の指標として,新生児・乳幼児のクラミジア感染症を疑うとき,また局所からの抗原検出ができないときに本検査を実施する.
- 肺炎,深部感染症にも適応となる.
- クラミジア抗体の臨床的意義は,感染細胞の採取が困難で抗原検査の行いにくい精巣上体炎,慢性前立腺炎,骨盤内感染症(PID),呼吸器感染症などの深部感染症の診断や,多数対象における血清疫学的調査法などが対象である.
- クラミジア・免疫グロブリンクラス別IgM抗体は,特に小児のクラミジア肺炎において診断的価値が高いと報告されている.クラミジア感染症は分娩の際に母親から産道を介して新生児に垂直感染し,新生児が結膜炎や肺炎を起こすことがある.IgG抗体は,母親から移行したものが介在することがある.
- 抗体検査は抗原検査と必ずしも一致しないこと,その他のクラミジアとの交差反応があることより抗原検出が困難な症例に補助診断として利用されるが,確定診断とはならない.