『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
溶血性貧血,あるいは血管内溶血を呈する疾患や状態を検索,診断するが,尿中に出現しているときには,きわめて大量の血管内溶血が発生していることを推定する根拠となる.しかし,腎あるいは下部尿路からの出血後の溶血によって出現しているヘモグロビン尿と鑑別の必要がある.また,ミオグロビン尿との鑑別でも用いる場合がある.
基準値・異常値
不特定多数の正常と思われる個体から統計的に得られた平均値。 |
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高値 |
G-6-PDH欠乏症、 HbS(鎌状赤血球症)、 ウェルシュ菌感染症、 サラセミア、 ピルビン酸キナーゼ欠乏症、 ベンゼン誘導体曝露、 マラリア、 遺伝性球状赤血球症、 遺伝性楕円赤血球症、 寒冷凝集素症、 広範囲火傷、 行軍ヘモグロビン尿症、 自己免疫性溶血性貧血、 新生児溶血性疾患、 尿路出血(血尿)、 播種性血管内凝固症候群(DIC)、 発作性夜間ヘモグロビン尿症、 不規則抗体、 溶血性尿毒症症候群(HUS)
〈先天性〉
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変動要因 |
血尿,ミオグロビン尿の有無を確認する.
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( 土屋達行 )