糖尿病
DM
diabetes melitus
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「臨床医マニュアル 第5版」は、医歯薬出版株式会社から許諾を受けて、書籍版より一部(各疾患「Clinical Chart」および「臨床検査に関する1項目」)を抜粋のうえ当社が転載しているものです。転載情報の著作権は,他に出典の明示があるものを除き,医歯薬出版株式会社に帰属します。
「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
Copyright:(c) Ishiyaku Publishers, Inc., 2016.
詳細な情報は「臨床医マニュアル第5版」でご確認ください。
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Clinical Chart
- 890 万人にも達する糖尿病患者を専門医だけが診療するのは現実的でない.非専門医であっても糖尿病を避けて通れない.
- 糖尿病は「万病の元」である.長期的に,ありとあらゆる合併症が起こりうる.
- 糖尿病を治療する目的は,合併症を予防し,健康な人と変わらない QOL を維持し,健康な人と変わらない寿命を全うすることである.
- 糖尿病細小血管合併症には,網膜症,腎症,神経障害がある.
- 糖尿病大血管症には,冠動脈疾患,脳血管障害,閉塞性動脈硬化症などがある.
- 糖尿病に合併しやすい動脈硬化のリスクファクター(高血圧,脂質異常症,喫煙など)の治療も重要である.
- 近年,メタボリックシンドロームと糖尿病の関連が重視されている.メタボリックシンドロームの治療の目的は動脈硬化性疾患と糖尿病の予防である.
- 糖尿病の治療において,最も大切なことは,治療を中断しないことである.
- 糖尿病患者へ教育することが,治療そのものであり,療養を自己管理できるようになることが目標である.
- 治療の中心は食事療法,運動療法であり,薬物療法はあくまでも補助的に行うものである.
- インスリン依存状態・非依存状態に分けて治療法を選択する.
- 薬物療法が必要となったときに,インスリン導入が「早すぎる」ということはない.
- 2014 年4月1日以降HbA1cの表記は全て NGSP 値(国際基準値)となった.
検査
①糖代謝状態:血糖値(随時血糖でよい),HbA1c,尿ケトン体,血清 CPR(血清 C ペプチド)②その他の代謝状態:脂質(HDL コレステロール, LDL コレステロール,中性脂肪),尿酸,肝機能. ③糖尿病の合併症の評価
①眼底検査(網膜症),
②尿蛋白,尿中微量アルブミン,BUN,Cr,eGFR(腎症)
③呼吸負荷心電図(神経障害)
④動脈硬化の評価
①心電図,運動負荷心電図(虚血性心疾患)
②ABI(閉塞性動脈硬化症)
③頸動脈エコー,頭部 MRI・MRA,血圧脈波検査
①眼底検査(網膜症),
②尿蛋白,尿中微量アルブミン,BUN,Cr,eGFR(腎症)
③呼吸負荷心電図(神経障害)
④動脈硬化の評価
①心電図,運動負荷心電図(虚血性心疾患)
②ABI(閉塞性動脈硬化症)
③頸動脈エコー,頭部 MRI・MRA,血圧脈波検査