伝染性単核症
infectious mononucleosis
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「臨床医マニュアル 第5版」 編集:臨床医マニュアル編集委員会
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Clinical Chart
検査
「Sumaya CV, Ench Y:Pediatrics 75:1011-1019, 1985」に示すようにEB 抗体の検査項目が多すぎて,どの検査を行えばよいか,迷う.診断確定の高い抗体測定の組み合わせとして,①1~2 歳以下では,VCA-IgG 抗体とEBNA 抗体をペア血清で測定する.②3~4歳以上では急性期にはVCA-IgG抗体,VCA-IgM抗体,EBNA 抗体,回復期にはVCA-IgG 抗体,EBNA抗体を測定するのがよい.しかし保険診療では1 回の採血での測定項目が制限されているので,乳幼児ではVCA-IgG 抗体のペア血清で測定,幼児期以降では,VCA-IgM 抗体を測定することを推奨する.また乳幼児ではVCA-IgM,EA 抗体のいずれも陰性の初感染例が少なくない.