『弊社は検査機器・試薬メーカーでありまして、検査を受託することが出来ません。弊社プライマリケアサイトのスピード検索におきましては、
医歯薬出版株式会社からの許諾を受けて「臨床検査項目辞典」の情報を一部転載させていただいております。』
各検査項目がどのような目的で用いられているかを示します。
- EGFと腫瘍の関連を検索するときに本検査を行う.
- ヒトの胃癌,特に高分化型腺癌にEGFが免疫染色されることから,腫瘍細胞がEGFを産生している可能性があり,EGFの細胞増殖促進作用が癌化に重要な役割を果たしている可能性も推測されている.
- ヘリコバクター・ピロリとの関連性も注目されており,胃粘膜の傷害により胃粘膜中のEGFの増加が認められ,潰瘍の治癒機転との関連性が考えられている.消化性潰瘍の男性患者の尿中EGFが低値を示したという報告もある.
- 尿中EGFが膀胱癌の再発患者では低下する傾向にあり,再発の検出に役立つという報告もある.
- EGF受容体は癌遺伝子v-erbBの産物と類似することが発見され,細胞増殖調節や発癌機構の解明の上からも注目されている.